財団について

名誉顧問あいさつ

画像:名誉顧問 宮田 尚彦

この度、一般財団法人朝日インテック・宮田尚彦 医療技術支援財団を設立する運びとなりました。1972年に朝日インテック株式会社の前身である朝日ミニロープ工業所を設立し、工業用の極細ステンレスワイヤーロープの製造を開始し、そこから20年ほどは主に産業機器用の駆動用ワイヤーロープなどをご提供する事業を営むとともに、『「技術の開発」は我が社の生命(いのち) 』を社是として、ステンレスワイヤーロープ製造の高度な技術の蓄積と自社一貫生産体制の構築により、他社にまねのできない製品開発に取り組んで参りました。

1990年代に入り、プラザ合意以降の円高や価格競争が激化するなか、第二の事業の柱として、当社独自のワイヤーロープ製造技術を活かして、血管治療用のガイドワイヤー、カテーテル等を開発・製造・販売する医療機器事業への参入を決断いたしました。それ以降は、より良い製品を提供し続けることで、日本から世界に向けて痛みの少ない低侵襲治療の普及に努め、一人でも多くの患者様の命を救うことが会社の使命という想いで医療機器の開発に取り組んで参りました。お陰様を持ちまして、今では、世界100を超える国と地域の医療現場に当社の製品をお届けすることができるまでになりました。

これまで世界の医療関係者の方々やお取引様のご支援に支えられて、医療機器を開発しご提供して参りました。感謝の気持ちを込めまして当財団を設立いたしましたので、当財団を活用いただくことで、世界の医療の発展に少しでも寄与することができれば幸いに存じます。

令和2年7月8日

一般財団法人朝日インテック・宮田尚彦 医療技術支援財団 名誉顧問宮田 尚彦